「お別れです。王様に首を」 鎌を振り上げて 私に向かってきた。 所詮、私は魔人ではなく人間なんだと理解した。 魔法が自由に使えれば逃げられるのにな。 恐怖で足は震えて動かない。 まだ、死にたくない。 死 に た く な い 。 私はまだ生きたい。 どうか、助かって…………… そう願った。 「殺さないで!!!!」 グサッ……………………。