Violet Moon


だけど、意味ないよ。

「あんたの血を舐めればね」


顔についたアンジェラの返り血を指にとり、舐めた。


「石になった場所は元通りになるんだよ」


舐めてしばらくしたら
足首は元通りになっていた。


「おっラッキー」


アンジェラの鞄から魔石が入ってるのを見つけた。


「ありがとう」


一生、聞こえることはないがお礼をいい、湖に向かって歩き始めた。