さぁ、進もう。
立ちがって砂ほこりを払って歩き始めた。

薔薇が周りに咲いている
石畳の道を一歩一歩確かに私は歩いた。

お化け街灯がチカチカと、消えたり光ったりしていてちょっと怖い。


「…きっともうすぐ着く」



何となくだけど、こっからすぐ着く気がしたんだ。



ゴロゴロ…


ビガッッッ!!!!!!



「!!」



病の吸血鬼のお城付近は
雷の音が激しい。
鼓膜が裂けそうだ…。