あたしは、どうしたらいいの?


自分は何も知らない振りをして
殺されるあの子を見るの?

それても、助けるの?


どうしたらいい?
どうしたら…どうしたら…。


ぽろぽろ…


「エネミー…」

涙が溢れて止まらない。

「どうしたらいい?
あたしのせいで殺されてしまうかもしれないのに」


手で拭っても拭っても
涙は止まらない。


「君はやっぱり優しい子なんだね」


ラビはハンカチを差し出した。
あたしはそれで涙を拭いた。


「エイミーが…砂になっちゃう」
「…」

僕も何を言えばいいかわからないな。