ほんのり香る
甘い匂い、
スミレ色の月、
石畳の道や建物、
ふんわりと輝く
街灯…
そして…

いつも―――…

「エネミー?
エネミー?」
「!!
ごめんラビ!」
「大丈夫だよ?
何のキャンディーにする?」
「えぇっと…」

いっぱいあるな…

*スマイルキャンディー
*クライキャンディー
*スカルキャンディー
*アニマルキャンディー

どうしよう…

「私、アニマルキャンディーがいいなぁ…
食べたら動物に変身するんだって!!」
「じゃあこれください」
「今日はお祭りだから
お金は要らないよ
あたしとラビ達の中じゃないか」
「ありがとう
ヘレンおばさんっ」

キャンディーを受け取った

「じゃあ行こうか
僕の好きなパイ屋へ…」
「うんっ!!」

そしてまた歩き始めた、