「じゃああたし、魔界に帰るわね」


と、いい鏡を取り出した


「俺も帰る」


そう言うと、彼女は微笑んだ

鏡に向けて呪文を唱えて
鏡から溢れる光りに吸い込まれて
魔界の商店街に着いた。



「やっぱ魔界はいいなー」

魔法は使えるし、自由だし。



「エルザじゃないか」
「ホントだわ」
「汚れた魔女エルザよ」