「は…はい!また明日!」 顔が真っ赤になったのが自分でもわかって、逃げるようにその場を去った。 どうしよう。 どうしよう。 「あつい…」 触れられた頭に手をのせて、小さく呟く。 鼓動が速くなって、 どくん、どくん、って 聞こえる。 嬉しいのに、こんなにも胸が痛くなる。 「……すき」 自然とこぼれた言葉に、また体が熱くなった。