びっくりしながら見つめた彼は、いつものように穏やかに笑っていた。 …きゅん。 …って、馬鹿か私ー!! いや、確かにかっこいいけど! 昨日会えなかったせいかいつもより破壊力抜群だけど! やっぱり王子様だけど! 会話が続かない、よ? どうしよう、何を話すとか全然考えてなかった…っ 頭を抱えそうになった瞬間、 「今日、三つ編みなんだ?」 仏の声が、前方から届いた。