次の日。 「どうしよー…」 私は、玄関の前でドアに手をかけて立ち止まっていた。 昨日のアレからもう一日。 今は朝の8時。 そろそろ出なきゃやばい。 だけど、私の通学路はあのカフェを通るから、 必然的に結城さんとも会うわけで。 き、気まずい…っ! そんなこんなでかれこれ10分。 いい加減お母さんにも怒られそうなので、 私は意を決してドアを開けて、家を出た。 とりあえず、学校には行かないと。