「いや、あたしに謝られても」


「ですよねー…」


わーん私の馬鹿!間抜け!おたんこなす!


「あっ、でも違うよ!私が名乗ったんじゃなくて正しくは体操着袋が…

「それはどーでもいいから」


…はい。そうでした。


「いい?今の芽依と彼の関係はただの"顔見知り"だよ」


しーちゃんの言葉に、私はうんうん、と頷く。


「そのままでいいわけ?」


「…嫌。」


できればもっとお近づきになりたいです。


「でしょ?だからまずは、彼の名前を聞くこと!んで、目指せお友達!」


目指せお友達!
そうだね、頑張るっ!


私は首を大きく縦に振った。


「しーちゃん、私やってみせるよ!」


「はいはい、頑張れー」