今日も、いつもと変わらない。


…しーちゃん、チャンスなさそうだよ。


ずーん。


と、私が落ち込んでいたとき。


いつもとは違うことが起こった。


ガタッ


椅子を動かす音が聞こえて顔をあげると、


「あっ!!」


彼が、立ち上がっていた。


クララが…じゃない、名前も知らないあの人が立ったー!!


いや、立ってるのを見るのは2度目だけど!


なんかテンションがおかしいよー!きゃー!


そしてさらに、私はある重大な事実に気がついた。