小6最後の日。人ごみを横切って帰る安純。



もうこの道を歩くことも無い。いつもと違う服装で、
一人一人自分の道を歩みだそうとしている。


さようなら。。。6年4組のみんな。



いつかまた会いましょう。



―4月―

春休みが終わると中1だ。
今まで着たことのない制服に身を包み笑顔を浮かべる。
心はドキドキだった。



―冠地谷安純―



今日から今までと違う道を歩む。


母「安純ー!!制服着れたぁ??」



リビングから鳴り響く母の声。あたしはしぶしぶ答えた。