数日後。

香乃「安純最近うちのこと避けてる??」

安純「だから?」


冷たく言い放つ。


香乃「うちのこと嫌い?」

安純「嫌い。」

あっさり言う。すると、香乃の目には涙が溢れていた。
しかしあたしはそんなものに動じない。


安純「だって、香乃から嫌いって言ったじゃん。」

怒りと悲しみが入り混じって瞼が厚くなる。
鐘が鳴る。
あたしはろくに、話を聞いていなかった。


放課後。

香乃「ごめんね。あたしが悪かった。」


早々香乃が来た。
そんな事言われてもあたしの傷はいえない。
癒えるならとっくに癒えてる。
あたしは変わろうとした。
過去をすべてて棄てて生きたかった。