結局、野崎は67回で自らやめた。
67回と言えども学年トップクラス。
ていうかダントツトップ。
悔しいとは思わなかった。
なんかすごいって思っちゃった。
褒めたくないのに褒めめちゃう。

―放課後1‐4―


「......」


長い沈黙。


野崎「なぁ。明日席替えだな…」



珍しく野崎から声をかけられた。



安純「そだね。。。」



短く返すあたし。いつもだったら、話し終わらせんな
って言ってくれる。少しそう言ってくれる事を期待をした。


しかし応答はなかった。












パッチンパッチン.........









ホチキスの音だけが教室に響いていた。
沈黙の教室だった。