わたしたちは、なんとか窓際のテーブルをGETすることができた。
『わたしオムライス食べるけど、2人は何食べる?』
「わたしはランチAにする」
「おれはオムライスにするよ」
『じゃぁ翔平頼んできて』
「へいへい」
『はやくねー』
「仲良いわね。付き合えば?」
『ブッ!!』
「杏汚い。食べたもの吐かないでよ」
『ゆかりのせいでしょ』
わたしは考えたことすらなかったことを言われてびっくりした。
そしてオムライスの前に食べていたキョロちゃんが口から出た。
「はいこれ、オムライスとランチA」
「どーも」
翔平があと一歩でも
はやく戻ってきていたら
確実に危なかった。
わたしたちが、それぞれ注文したものを食べていたとき……

![貴方のために[短]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.761/img/book/genre1.png)