『おはよーって何で翔平がこんな朝早くから家にいるわけ?』 「なんか、杏のボディーガードだとよ」 『ふーん。てか何ではる兄がそんなこと知ってんのよっ』 「それは、俺が全部話したからさっ」 『翔平はほんとに世話好きだよねー』 「まぁとにかく学校行くぞ」 『了ー解!!』 わたしはこの時、翔平が家に来てくれた本当の理由を知らなかった。