翌日、あたしはいつも通り学校へ向かい授業を受けた。

机の中に、一枚のメモ帳が入っていた。

丸っこい女子特有の字だった。

差出人は、茜。


内容は、お昼休み相談したい事があるから女子トイレに来て欲しいとのこと。

茜があたしに相談なんて珍しいなと思いつつ、女子トイレに向かった。


「あれ、愛、何処行くの?」

すれ違った奈緒が、話し掛けてきた。

「女子トイレ。茜が相談したい事があるんだってさ」

「ふーん…気をつけなよ。あんた結構鈍いから」

何を言っているのかわからなかったが、とりあえず愛想笑いをしておいた。