朝、制服に着替え愛の部屋へ向かった。 愛は何か考えているようで、部屋の真ん中に座り込みボーっとしていた。 「愛?」 「んっ!?」 反応した。 この反応は、あたしが後ろに居たのに気づいてなかったな。 「何やってんの、学校いくよ」 愛の遅さにイライラした。 今日学校だよ、バカじゃないの。 「あっ」 「んもう、早くしてよね」 あたしはスクールバックから携帯を取り出し、 麻由にメールをしながら愛が着替え終わるのを待っていた。