「その筆箱についてる星のキーホルダー、返してくれる?」 ここで茜はうずめていた顔を上げた。 高野兄弟と遊んだ日から茜は元気が無かった。 茜の可愛らしい顔はやつれ、顔の肌素材は青白かった。 「何で?」 「え?」