好きなの。【短】




大事に思ってくれてたんだって分かっても、不安は消えない。


このまま、また玲雄にハマってしまうのが少し怖い。



「………」


私の質問に、玲雄は驚いた様子のまま固まってる。


私がこんなにめんどくさい女だとは思わなかった?

…自分でも思わなかったよ。



「…好き?」


私は玲雄の目を真っ直ぐに見つめる。


すると、照れたように眉を寄せて視線をはずす玲雄。



「………………

……………すき、…ですけど。」



(――…キュン)




「うん。…もっと」


そう言うと、玲雄はまた目を見開いた。


私本当にめんどくさい女だったみたい。



足りないの。もっと言って欲しい。

ねぇ私を見て。



「……好きだよ、」


「うん」


そっと抱きしめられれば、心にあったモヤモヤの塊が消えていく。



「俺はずっと、ゆなが好きだ」


「うん」

何度でも胸がきゅんと締め付けられる。


「……すっげー好き。」



「……っ…私だって大好きだもん」


思わず、玲雄の背中に腕を回して
そんなこともサラッと言えてしまった。