花とアイドル☆《完》

「はぅ……」


花乃は、体の求めるまま、こてんとベッドに横になった。


ヒンヤリとしたシーツの感触が、とっても気持ちがいい。


――拓斗クンも、ゆっくりしてって言ってたもんね。

寝ちゃ…おうかなぁ……。



夢の世界に落ちるまで、時間はそうかからなかった……。