花とアイドル☆《完》

「がんばって☆

じゃあ、たっくんお願いできる?

部屋、分かるわよね?」


「ん。こないだ業者が荷物運び込んでんの見たし」


言うと、拓斗は花乃の足元に置いてあったトランクをひょいと持ち上げ、

「じゃあ、花乃さん、行こ」


「あっ、は、ハイ!」


まだ席にかけたままだった花乃は、あわてて立ち上がった。



――名前、呼ばれちゃった////



愛香さんがずっと下の名前で呼んでくれていて、奈津美さんもそうだったので、自然といえばこれが自然なんだけど。