そう思ったけど、後半のセリフは
ちょっと嬉しかったので、花乃は
あえて何も触れずに、
「でも、次のバス来るまでどー
しよっか?」
と問いかけた。
「んー。
1時間じゃ、行って戻って来る
だけの場所もないしなぁ。
ベンチあるし、バス停で待ってる
しかないんじゃない?」
サングラスを少しずらしてバス停
を注意深く眺めて、拓斗はそう
提案する。
「そーだね。
じゃあ、行こ」
そうして2人は手をつないで
バス停まで歩き、古ぼけた木製の
ベンチに並んで腰をおろした。
目の前の視界に広がるのは、
一面の水田。
聞こえるのは、セミとカエルの
鳴き声だけ。
人ひとり通らず、まるで時間が
流れていないかのような錯覚を
受けてしまう。
ちょっと嬉しかったので、花乃は
あえて何も触れずに、
「でも、次のバス来るまでどー
しよっか?」
と問いかけた。
「んー。
1時間じゃ、行って戻って来る
だけの場所もないしなぁ。
ベンチあるし、バス停で待ってる
しかないんじゃない?」
サングラスを少しずらしてバス停
を注意深く眺めて、拓斗はそう
提案する。
「そーだね。
じゃあ、行こ」
そうして2人は手をつないで
バス停まで歩き、古ぼけた木製の
ベンチに並んで腰をおろした。
目の前の視界に広がるのは、
一面の水田。
聞こえるのは、セミとカエルの
鳴き声だけ。
人ひとり通らず、まるで時間が
流れていないかのような錯覚を
受けてしまう。

