日帰り滞在の予約をしておいた
旅館の庭がとってもステキで、
散策に夢中になっているうちに、
出発の予定時間を大幅に過ぎて
しまったのだ。
「どーせ、お庭に見とれてた
あたしが悪いんだもん……。
走るのも遅いし……」
ロコツにいじけてみせると、
拓斗は苦笑して『ハイハイ、
もういいよ』とへたり込む花乃の
頭を撫でた。
そのまま腕を引っ張って立たせて
くれ、スカートについたホコリを
パンパンと払ってくれる。
ありがと、とお礼を言う花乃に
小さく笑い返して、
「ま、別に1時間くらい帰りが
遅れたって、ぜんぜんいーん
だけどネ。
その分、花乃さんと2人きりで
いられる時間増えたし♪」
――むぅ、
やっぱりただのイジワルだった
んだ。
旅館の庭がとってもステキで、
散策に夢中になっているうちに、
出発の予定時間を大幅に過ぎて
しまったのだ。
「どーせ、お庭に見とれてた
あたしが悪いんだもん……。
走るのも遅いし……」
ロコツにいじけてみせると、
拓斗は苦笑して『ハイハイ、
もういいよ』とへたり込む花乃の
頭を撫でた。
そのまま腕を引っ張って立たせて
くれ、スカートについたホコリを
パンパンと払ってくれる。
ありがと、とお礼を言う花乃に
小さく笑い返して、
「ま、別に1時間くらい帰りが
遅れたって、ぜんぜんいーん
だけどネ。
その分、花乃さんと2人きりで
いられる時間増えたし♪」
――むぅ、
やっぱりただのイジワルだった
んだ。

