3階に上がって、拓斗の部屋に
目をやると。
ドアの隙間から、明かりが漏れて
いる。
――起きてたのかな?
でも、そういえば前にもこんな
ことがあったな、と花乃は思い
出していた。
いつだったか、拓斗に仮眠から
起こす役目を頼まれたときだ。
――そだ。
拓斗クン、疲れてると電気つけた
まま寝ちゃうんだよね……。
何かあったのか、寝ているのか。
部屋の中はシンとしているし、
ノックにも応答がないので、花乃
は思い切って小さくドアを開けて
みた。
隙間からそっと中を覗いて――、
「……なぁんだ……!」
花乃は、つい気の抜けた声を
出していた。
――よかったぁ、
何かあったんじゃなくて。
ドアの隙間から見えた、ベッドの
上で。
拓斗は、小さな寝息をたてて
眠っている。
目をやると。
ドアの隙間から、明かりが漏れて
いる。
――起きてたのかな?
でも、そういえば前にもこんな
ことがあったな、と花乃は思い
出していた。
いつだったか、拓斗に仮眠から
起こす役目を頼まれたときだ。
――そだ。
拓斗クン、疲れてると電気つけた
まま寝ちゃうんだよね……。
何かあったのか、寝ているのか。
部屋の中はシンとしているし、
ノックにも応答がないので、花乃
は思い切って小さくドアを開けて
みた。
隙間からそっと中を覗いて――、
「……なぁんだ……!」
花乃は、つい気の抜けた声を
出していた。
――よかったぁ、
何かあったんじゃなくて。
ドアの隙間から見えた、ベッドの
上で。
拓斗は、小さな寝息をたてて
眠っている。

