「な、なに、今の音?」
距離があるのかそれほどうるさく
は感じなかったものの、かなり
大きな音だったことに違いはない。
それに、何かが落ちたか、ぶつ
かったような音だった。
――なんか……上の階から聞こえ
たみたいだけど……。
上の階というと――今夜は、
拓斗しかいない。
「……………」
花乃はどうするべきか悩んで、
しばらくその場に立ち尽くして
いた。
――何かあったのかな。今はもう
静かだけど……。
で、でももしかしたら、急病で
倒れたとか……!
なんでもないかもしれない。
でも、気になる。
――愛香さんは……起きてないよ
ね、反応がないってことは……。
彼女は、一度寝たら朝まで起きな
い人なのだ。
「うぅ……一人で行くしかない
かぁ(>_<)」
花乃はようやく決心すると、
カーディガンを羽織って、そっと
廊下に出た。
距離があるのかそれほどうるさく
は感じなかったものの、かなり
大きな音だったことに違いはない。
それに、何かが落ちたか、ぶつ
かったような音だった。
――なんか……上の階から聞こえ
たみたいだけど……。
上の階というと――今夜は、
拓斗しかいない。
「……………」
花乃はどうするべきか悩んで、
しばらくその場に立ち尽くして
いた。
――何かあったのかな。今はもう
静かだけど……。
で、でももしかしたら、急病で
倒れたとか……!
なんでもないかもしれない。
でも、気になる。
――愛香さんは……起きてないよ
ね、反応がないってことは……。
彼女は、一度寝たら朝まで起きな
い人なのだ。
「うぅ……一人で行くしかない
かぁ(>_<)」
花乃はようやく決心すると、
カーディガンを羽織って、そっと
廊下に出た。

