でも、顔を見れば、遥の言った
ことや自分の気持ちを意識して、
勝手に鼓動が速くなる。
もう、自分では完全にセーブ不能
だった。
今夜も、拓斗が帰宅したとき。
花乃も愛香さんも自室に戻っては
いたが、まだ眠りにはついて
いなかったので、愛香さんは
階下に降りて、リビングで少し
拓斗と話をしているようだった。
普段なら、花乃も特に話すことが
なくても、『おかえりなさい』を
言うために降りていく。
でも、今夜は顔を合わせづらくて
、花乃は降りていくことができ
なかった。
今はもうそれから数時間たち、
愛香はもちろん、ひょっとしたら
拓斗も眠りについたかもしれない
、という時間帯。
花乃も、晴れない気分のまま
ベッドにもぐり込むしかない
かな、と立ち上がりかけたとき
――、
ガチャーン!!
金属製の大きな物音がして、
花乃は飛び上がった。
ことや自分の気持ちを意識して、
勝手に鼓動が速くなる。
もう、自分では完全にセーブ不能
だった。
今夜も、拓斗が帰宅したとき。
花乃も愛香さんも自室に戻っては
いたが、まだ眠りにはついて
いなかったので、愛香さんは
階下に降りて、リビングで少し
拓斗と話をしているようだった。
普段なら、花乃も特に話すことが
なくても、『おかえりなさい』を
言うために降りていく。
でも、今夜は顔を合わせづらくて
、花乃は降りていくことができ
なかった。
今はもうそれから数時間たち、
愛香はもちろん、ひょっとしたら
拓斗も眠りについたかもしれない
、という時間帯。
花乃も、晴れない気分のまま
ベッドにもぐり込むしかない
かな、と立ち上がりかけたとき
――、
ガチャーン!!
金属製の大きな物音がして、
花乃は飛び上がった。

