「拓斗が芸能界に入ってからは、
ずっとそうだったけど。
特にここ1年くらいは、ボクの
こと、避けられてるなって思って
た……」
隣で、拓斗がハッと息をのむのが
分かった。
遥もそんな拓斗にチラリと視線を
走らせ――多少戸惑いながらも、
先を続ける。
「拓斗、人気どんどん上がって、
すごく忙しくなったみたいだし。
ドラマとか、難しそうな仕事も
増えて、きっとそれだけで頭
いっぱいだろうから、仕方ない
って思うようにしてたけど……」
「遥………」
「ボクは――芸能界に入っても、
拓斗はずっと、ボクの親友だって
思ってた。
でも、拓斗は変わっちゃって……。
ボクは、テレビの中の拓斗を
応援するしかなくなって。
ホントは、すごく辛かったんだ」
ずっとそうだったけど。
特にここ1年くらいは、ボクの
こと、避けられてるなって思って
た……」
隣で、拓斗がハッと息をのむのが
分かった。
遥もそんな拓斗にチラリと視線を
走らせ――多少戸惑いながらも、
先を続ける。
「拓斗、人気どんどん上がって、
すごく忙しくなったみたいだし。
ドラマとか、難しそうな仕事も
増えて、きっとそれだけで頭
いっぱいだろうから、仕方ない
って思うようにしてたけど……」
「遥………」
「ボクは――芸能界に入っても、
拓斗はずっと、ボクの親友だって
思ってた。
でも、拓斗は変わっちゃって……。
ボクは、テレビの中の拓斗を
応援するしかなくなって。
ホントは、すごく辛かったんだ」

