花とアイドル☆《完》

――遥クン、自暴自棄になってる。

きっと……全部バラして、拓斗
クンに嫌われてしまおうとか――
そんなふうに考えてる。



でも。


そんな考え方は、間違ってる。


――あたしは、二人に本当の
友達同士に戻ってほしい。

だから……黙ってられないよ。


「遥クンは、ちょっと、ヤキモチ
やいちゃっただけなんだよ」


花乃は、拓斗にというより、
遥自身に語りかけるように、
話し出した。


「拓斗クンが忙しくなって、
なかなか会えなくなって。

そんなとき、あたしが下宿する
ようになったって聞いたから、
ちょっと羨ましくなっちゃった
だけなんだよね?

それで、あたしのことを気に
してた――それだけだよね」


「な、何言って――!

ボクは……花乃さんの大――」