「――やっぱ、そーだったのか」
拓斗は鎮痛な面持ちで、ため息を
吐きつつそう言う。
「そもそも、ボクが花乃さんを
連れ出したんだ。
だから、責めないであげて」
「お前が―――!?」
「うん。
ボク、ずっと前から花乃さんと
話がしたいと思ってたから、
我慢できなくなってさ……」
「ずっとって――何言ってんだ?
花乃さんとは昨日会ったばっか
じゃ……」
さすがの拓斗も、遥が全く別の
形で、もっと前から花乃を知って
いたなんて、思いもよらないの
だろう。
拓斗は、混乱のあまり眉をひそめ
て、遥に迫る。
「違うんだよ、拓斗。
ボクは――。
―――――!?」
唐突に言葉を切って、遥はハッと
身を強張らせた。
……花乃が、その右腕をギュッと
掴んだからだ。
拓斗は鎮痛な面持ちで、ため息を
吐きつつそう言う。
「そもそも、ボクが花乃さんを
連れ出したんだ。
だから、責めないであげて」
「お前が―――!?」
「うん。
ボク、ずっと前から花乃さんと
話がしたいと思ってたから、
我慢できなくなってさ……」
「ずっとって――何言ってんだ?
花乃さんとは昨日会ったばっか
じゃ……」
さすがの拓斗も、遥が全く別の
形で、もっと前から花乃を知って
いたなんて、思いもよらないの
だろう。
拓斗は、混乱のあまり眉をひそめ
て、遥に迫る。
「違うんだよ、拓斗。
ボクは――。
―――――!?」
唐突に言葉を切って、遥はハッと
身を強張らせた。
……花乃が、その右腕をギュッと
掴んだからだ。

