「遥クン……」
上半身だけを起こして、目の前に
立ちすくむ遥を見上げると。
遥も、今にも泣きそうな表情で、
花乃を見下ろしていた。
「……ボクは認めない。
あなたの言ったことも――あなた
自身も……!」
かすれる声でそう叫んで。
遥は何歩かその場から後ずさり
――。
そのまま踵を返すと、花乃に背を
向けて、駆け出した。
「遥クン! 待って――!」
急いで立ち上がり、遥の後を
追おうとして。
――――!
花乃は、左足に鋭い痛みを覚え、
硬直する。
「やだ――どうしよう……」
痛みを感じるのは、左の足首。
さっき、段差に足をとられた方の
足だ。
「拈っちゃったのかな――」
手でさすりながら見ても、外傷は
ない。
上半身だけを起こして、目の前に
立ちすくむ遥を見上げると。
遥も、今にも泣きそうな表情で、
花乃を見下ろしていた。
「……ボクは認めない。
あなたの言ったことも――あなた
自身も……!」
かすれる声でそう叫んで。
遥は何歩かその場から後ずさり
――。
そのまま踵を返すと、花乃に背を
向けて、駆け出した。
「遥クン! 待って――!」
急いで立ち上がり、遥の後を
追おうとして。
――――!
花乃は、左足に鋭い痛みを覚え、
硬直する。
「やだ――どうしよう……」
痛みを感じるのは、左の足首。
さっき、段差に足をとられた方の
足だ。
「拈っちゃったのかな――」
手でさすりながら見ても、外傷は
ない。

