「教えてくださいよ。
花乃さんの何がそんなに――」
「は、遥クンの考え方は、おか
しいよ……」
両腕を拘束され、花乃は恐怖心で
いっぱいだったけれど。
勇気を振り絞って、遥の言葉を
遮って、告げた。
「おかしい?」
遥の表情が歪む。でも、花乃は
ひるまず、
「親友の拓斗クンのことを分かっ
てたいって気持ちは、当然だと
思う。
でもそれって、誰かより勝ってる
とか、そんなふうに比べて争う
ようなことじゃないよ。
だって、相手のことを知りたいと
思うのって、その人のために、
でしょ?」
拓斗のためにこそ、拓斗のことを
もっと知りたい、そばにいたいと
思う――。
それが、本当の気持ちのはず。
花乃さんの何がそんなに――」
「は、遥クンの考え方は、おか
しいよ……」
両腕を拘束され、花乃は恐怖心で
いっぱいだったけれど。
勇気を振り絞って、遥の言葉を
遮って、告げた。
「おかしい?」
遥の表情が歪む。でも、花乃は
ひるまず、
「親友の拓斗クンのことを分かっ
てたいって気持ちは、当然だと
思う。
でもそれって、誰かより勝ってる
とか、そんなふうに比べて争う
ようなことじゃないよ。
だって、相手のことを知りたいと
思うのって、その人のために、
でしょ?」
拓斗のためにこそ、拓斗のことを
もっと知りたい、そばにいたいと
思う――。
それが、本当の気持ちのはず。

