花とアイドル☆《完》

花乃と話したことでその思いは
変わり、今は前向きに考えられる
ようになったみたいだけれど。


そんなふうに考えていた時なら、
大切な友達だからこそ、負担を
かけていることが申し訳なくて。

合わせる顔がない、という気持ち
になって、結果、避けるような
形になってしまうことも、ある
かもしれない……。


――きっとそうだ。

わざと避けたりするような人じゃ
ないもん……そうに違いない。


「……………」


目の前の遥に、それは誤解だよ、
と言ってあげたい気持ちが込み
上げてくる。


――でも……これは拓斗クンの
気持ち。

しかも、何年も悩んでたこと
なんだよね。

あたしが、軽々しく話していい
ことじゃない……。