遥はほんの少し言いづらそうに
ためらったが……やがて、どこか
自虐的な笑みを頬に張り付けて、
「父親にそうは言われても、時々
連絡くらいはしてたんです。
でも……拓斗もボクなんかに
かまってられなかったのかな。
ここ1年くらいは、避けられる
ようになって……」
「え……!?」
「実は今回の誘いがあったとき、
すぐ信じられなかったくらいで。
それまではホント、嫌われたの
かなって思ってたから」
「ちょ、ちょっと待って……」
――拓斗クンが、親友だって
言ってた遥クンを避けるなんて
……考えられないよ。
花乃にも、拓斗は遥のことを、
本当に気心のしれた相手だと
話していた。
ためらったが……やがて、どこか
自虐的な笑みを頬に張り付けて、
「父親にそうは言われても、時々
連絡くらいはしてたんです。
でも……拓斗もボクなんかに
かまってられなかったのかな。
ここ1年くらいは、避けられる
ようになって……」
「え……!?」
「実は今回の誘いがあったとき、
すぐ信じられなかったくらいで。
それまではホント、嫌われたの
かなって思ってたから」
「ちょ、ちょっと待って……」
――拓斗クンが、親友だって
言ってた遥クンを避けるなんて
……考えられないよ。
花乃にも、拓斗は遥のことを、
本当に気心のしれた相手だと
話していた。

