花とアイドル☆《完》

「そ、そっか……」


「ええ。

でも、拓斗から連絡がなくても、
ボクはいつでも、拓斗のこと
気にかけてましたから」


『いつでも』という部分に力を
込めて。

遥はどこか遠くを見つめるよう
な、熱っぽい目になっている。


――なんか、おかしい……。

遥クン、
いったい何が言いたいの……。


遥の様子が徐々に変わってきて
いることに、もう花乃は完全に
気づいていた。


どうしてなのかは、全く分から
ないけれど――。


「ね、どうしてそんなに仲よく
なれたんですか?」


「えっ!?」


またも遥は唐突な質問をしてきて
、花乃は一瞬面食らう。


本気で聞いてるのか確信が持てず
、遥の表情をうかがってみたが
……彼の瞳は、真剣そのものの
ようだった。