結局、花乃は身動きできなく
なっていた。
ここは、本郷家と駅までの道を
少しそれた所にある、小さな公園。
本郷家に引っ越したばかりの頃、
道に迷って偶然気づいた場所
だった。
公園に隣接して、林…というのも
おこがましいくらいの広さだけれ
ど、木立が茂っていて。
ハンドメイドに使えそうな小枝が
落ちていたりするので、何度か足
を運んだことがあったのだ。
――はぁ、
もうこんな時間かぁ……。
なんとなく足のむくままここへ
やって来たが、何かをする気にも
ならず。
ただぼーっとベンチに座り続け
て、もう1時間が経とうとして
いる。
なっていた。
ここは、本郷家と駅までの道を
少しそれた所にある、小さな公園。
本郷家に引っ越したばかりの頃、
道に迷って偶然気づいた場所
だった。
公園に隣接して、林…というのも
おこがましいくらいの広さだけれ
ど、木立が茂っていて。
ハンドメイドに使えそうな小枝が
落ちていたりするので、何度か足
を運んだことがあったのだ。
――はぁ、
もうこんな時間かぁ……。
なんとなく足のむくままここへ
やって来たが、何かをする気にも
ならず。
ただぼーっとベンチに座り続け
て、もう1時間が経とうとして
いる。

