カンのいいみずほは、すぐに花乃
の気持ちを察して、少し考えを
巡らすと、
「OK、いい場所があるわ。
パンかなんか買って行くわよ!」
そう言って、さっさとテイクアウ
ト用のフードが売られているワゴ
ンの方に移動し始める。
「あ、待ってよみずほちゃん〜」
あわてて後を追う花乃が連れて
来られたのは、その館の中庭に
あるベンチの1つだった。
大きく3つに別れるキャンパスの
各館に中庭はあるのだけれど、
この館のは構造上、日当たりが
悪い。
今日は雲っていて肌寒いし、
おまけにみずほが選んだのは大木
の真下の、とりわけ暗い所なので
、周囲に人影は全くなかった。
の気持ちを察して、少し考えを
巡らすと、
「OK、いい場所があるわ。
パンかなんか買って行くわよ!」
そう言って、さっさとテイクアウ
ト用のフードが売られているワゴ
ンの方に移動し始める。
「あ、待ってよみずほちゃん〜」
あわてて後を追う花乃が連れて
来られたのは、その館の中庭に
あるベンチの1つだった。
大きく3つに別れるキャンパスの
各館に中庭はあるのだけれど、
この館のは構造上、日当たりが
悪い。
今日は雲っていて肌寒いし、
おまけにみずほが選んだのは大木
の真下の、とりわけ暗い所なので
、周囲に人影は全くなかった。

