「ご、ごめんね、
みずほちゃん……」
午前中、ずっとみずほに心配かけ
ていたことに気づいて、花乃は謝る。
「別に謝んなくていいけど。
何かあったんでしょ?
あたしで役に立つか分かんないけ
ど、とりあえず話してみなよ」
つっけんどんだけど、いつもより
幾分優しいみずほの口調。
ありがたいな、と花乃は思った。
正直、自分ではどうすればいいの
か答えが出せなくて、もてあまし
ていたのだ。
それに、聞いてもらえれば、それ
だけで多少はスッキリするかも
しれない。
「でも……ここじゃちょっと」
学食は、当然のことながら学生で
あふれ返っている。
昨日、朱鷺田さんに言われたせい
もあって、ここでは話す気になれ
なかった。
みずほちゃん……」
午前中、ずっとみずほに心配かけ
ていたことに気づいて、花乃は謝る。
「別に謝んなくていいけど。
何かあったんでしょ?
あたしで役に立つか分かんないけ
ど、とりあえず話してみなよ」
つっけんどんだけど、いつもより
幾分優しいみずほの口調。
ありがたいな、と花乃は思った。
正直、自分ではどうすればいいの
か答えが出せなくて、もてあまし
ていたのだ。
それに、聞いてもらえれば、それ
だけで多少はスッキリするかも
しれない。
「でも……ここじゃちょっと」
学食は、当然のことながら学生で
あふれ返っている。
昨日、朱鷺田さんに言われたせい
もあって、ここでは話す気になれ
なかった。

