花とアイドル☆《完》

――100%かなんて言われたら
……たしかに、YESだなんて
言えない。


でも、そうならないように、気を
つけていこうと思ってる!


それじゃ、ダメなの……?


花乃の内心を、どれだけ朱鷺田
さんが察したかは分からない。


しばらくの沈黙のあと、彼は
小さくため息をついて、再び
言葉を紡いだ。


「申し訳ないが、『結城拓斗』に
とって、あなたは不安要素でしか
ない。

あなたがどれだけ注意してくれた
としても、それは変わらないん
ですよ。

マネージャーとして、それを懸念
しないわけにはいかない私の立場
を、分かって頂けるとありがたい
のですが……」