花とアイドル☆《完》

白いシャツにジーパンというごくラフなスタイル。


花乃と同じ歳くらいの少年。


その少年も、風のせいか花乃の
気配に気づいたのか、顔を上げてこちらを見ていて。


―――うわ!
すごい、きれぃ…!!


視線があったとたん、花乃は一気に自分の頬が紅潮するのが分かった。


だって、それくらいに、その少年は綺麗だったのだ。