花とアイドル☆《完》

「あ、ありがと/////」


褒められたのかどうか分からなか
ったけど、なんとなく嬉しかった
ので、花乃はお礼を言った。


拓斗はそんな花乃を見て、くすっ
と笑い声をもらすと、


「ホント、花乃さんって生粋の
森ガールって感じ♪」


「森ガール??」


「そそ。聞いたことない?」


「う、うん」


「花乃さんみたいに、ほわんと
してて、花とか自然とか好きで、
森にいそうなコのことを言うん
だよー」


――え、えぇ?

それって、あたしが森にいそうっ
てこと?


花乃は言われたまま想像して、
その光景にア然としてしまった。