今は、私の部屋。

華津毅はまだ来ていない。

コンコン
「俺だけど…………」
「入って」

ガチャ

私の部屋のドアが開いて私の大好きな彼が入ってきた。

「…………」

「…………」

なかなか話しが切り出せなくて今まで沈黙。

沈黙を破ってくれたのは彼だった。

「で、話って何?」

私は、少しあたふたしながらもしっかり話そうとした。

「あ、あのさ。華津毅は私のこと好き?」

「…………」

私はなるべく明るく話しだした。

「華津毅はさぁ、私のこと好きじゃないよね…………。高校の説明会の時に好きな人見つけたんだよね?」

「……………………」
「じゃあさ、なんで、なんで私の告白にOKだしたの?
私は、すごく好きだったから嬉しかったよ。でも、華津毅が私を思ってないってこともしってたから……悲しかった。」

ヤバい涙が…………

「ねぇ、華津毅なんであの時私の告白にOKだしたの?」

「…………」

「黙ったまんまじゃわからないよ!!!」

私はつい怒鳴ってしまった。

悲しさと怒りで我を忘れそうになった…………