幼なじみ物語

「あたしっ‥‥大輔が好きなの‥‥‥大輔以外‥‥見れないっ‥‥‥ごめんっ」


あたしは途切れ途切れに言葉を発する。悟はあたしをきつく抱きしめた。


「うん‥‥分かってた。碧依が大輔を想ってること」


悟はあたしの想いに気付いていた。その上であたしに告白した。悟はどんな気持ちだったんだろう。振られると分かっていながら想いを伝えるなんて。