幼なじみ物語

「仲良いんだね~、彼氏?」


嘉津はニヤニヤしながら聞いた。


「ち、違うよっ!ただの幼なじみ!」


あたしは必死になって否定した。
それでも嘉津はまだニヤニヤしたまま。


「幼なじみとかいいよね」

「そうかなぁ?」


あたしは大袈裟に首をかしげた。
その時、後ろから誰かがあたしを呼んだ。