あたしは悟に背を向け、自分の教室へと走り出した。
悟が知らない女の子と話してるのを見ただけで胸が締め付けられた。

あたしは教室に戻ると机に伏せた。


「碧依?」


そんなあたしを見て大輔が声をかける。でもあたしは寝たフリをした。こんなあたし、見られたくない。