「碧依!すごいじゃん!翼先輩に声かけられるなんて」


嘉津のテンションは更にあがっていた。
あたしは撫でられた翼先輩の手を思い出す。

それから翼先輩とは先輩後輩ではなく友達と言えるぐらいに仲良くなった。それは悟も大輔も同じだった。
あたしたち3人にとって翼先輩は、良き理解でお兄ちゃん的存在になった。