キーンコーン

カーンコーン…


授業が終わった…。


今日1日中、私は優くんのことばかり考えてた。


いや、好きとか…

そういうんじゃなくて…

もぅ…分かんないよぉ!


「星那ちゃん♪じゃあ、気を付けて帰ろよ♪」


そう言って私の髪をぐしゃぐしゃにしたのは…


優くん…


ドキッ ドキッ


あれ?鼓動が…


はやくなってくぅ!


「いっ、言われなくても気を付けて帰りますよ。子供扱いしないで下さーい。」


「ははっ♪照れるな照れるな♪……一緒に帰って良いか?」


「勝手にしたら……ってえぇっ!?」


一緒に…帰る?


優くんと私が…一緒に?


「うっ、うん!良いよ!帰ろっ!」