「優くん!ちょっと来てくれるかなぁ?」


私は優くんの手を引っ張り、教室を出た。


教室からは「ヒューヒュー」と聞こえれば、「俺、星那ちゃん狙いだったのに」とか
「優祐くんがぁ…」とか聞こえる。


でも、そんなの気にしない。


「ねぇ、優くん!私、すっごく恥ずかしかったんだから!」


「あっ、ゴメン…。でも星那ちゃん。あんまり、男達に笑顔振り向かない方が良いよ?」





「なんで?」


「男は狼だからさ♪」


「/////…おっ、襲われたりしないもんっ!」


急に恥ずかしいこと言われてビックリしたぁ…//