「空羅くん!中庭 空羅くんだよね?私、空羅くんが好きです!付き合って下さい!」


まただよ…。


俺、空羅は彼女がいるのに1日に一回は告白される。


別に俺じゃなくてもさ、光輝でも良いんじゃね?


双子だし…同じような顔してんだからさ。


俺はそう思いながら登校している。


あっ、返事 返事…。


「ゴメン…俺、彼女いるからさ、本当ゴメン…」


俺はそう言って学校へ向かう。


「空羅っ!おはよう♪」


「はよっ♪」


今、挨拶してるのは俺の彼女


有須 姫乃
(アリス ヒメノ)

空羅の彼女。
容姿端麗。
どこかの
お嬢様だったり。


俺の彼女、姫乃は毎日笑顔で挨拶してくる。


俺も、つられちゃうんだな!これが。