うぅ…寒っ…


コンビニまで1分ぐらいだから良かった…。


水を3本買って、家に向かった。


家に帰る途中、女の子がヤクザに絡まれてるのを見た。


多分俺なら無視してる。


でも絡まれてる女の子が


「……李紗ちゃん?」


「光輝…く…ん?」


そう…、李紗ちゃんだったのだ。


俺は、さっき買った水を開けて男達にぶっかけた。


この寒い冬。


冷たい水をぶっかけられたら、どんなことに なるだろうか。


「冷てっ!なに、すんだよっ!」


相手はずいぶんと怒ってる様子。


「てめぇら…俺の連れに何してくれてんの?」


ちょっと低い声。


李紗ちゃん、怖がってるよ。


ヤンキーなのに…。


いや、それ以前に


女の子 なんだよな。